わたしと浪人と未来と

現役浪人生の、ブログです

乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展

浪人しただろうなと思いつつ行ってきた「だいたいぜんぶ展」の感想をいくばくか記したいなと。

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美術的なことはよくわからないので、衣装とかは綺麗だなぁ、という風に思うだけで、すこし勿体無いことをしたな、と思いました。本当は彩色の工夫とか、服飾的な技術とかが多分に盛り込まれていたのだと思いますが、ようわからん!すげえ!みたいな感じで見ることしかできませんでした。勿体無いね、暇ができたら彩色検定とか取れたらいいのにね。そしたらなんかわかるのかな。

 

自分は乃木坂46オタクな訳ですが、結構最近にハマったので、あまりディープなオタクではありません。ちなみに推しは橋本奈々未です。でもハマったときにはいなくなっていたので、今は寺田蘭世推しです。いいよね。蘭世への愛がとまらんぜーっと。この辺にしときますね。

 

んで、乃木坂46のどこが好きかっていうと、やっぱPVだったりMVだったり、ライブだったりの世界観とかデザインとかそういうのが好きです。どっちかっていうとハコ推しなんですよね。というか、乃木坂工事中が好きになったきっかけなので。

決心のきっかけは理屈ではなくて

(きっかけ/乃木坂46)

なんでわざわざ引用したのかというと、引用って機能を使ってみたかったんです。見たことない機能って、使いたくなるじゃないですか。きっかけ、いいですよね。この胸の衝動から始まるんですよ。

 

話を元に戻します。

受験が終わってからは毎日のように見ていました。PVも乃木坂工事中も。すごく好きな動画も結構あるので、そのうち考察みたいな記事をあげるかもしれません。というか上げたいですね。語るオタクなので。見たくない方はまぁ、飛ばしてください。

 

そんな中で、MVやPVの絵コンテだったり、アイデアの走り書きだったりがArtworks展という形で展示されているというのは、非常に面白かったですね。何がどうすごかったかとか言い始めるとマジで一日中語れてしまう気がするので、やめます。というか語るならその場で語りたい。ちょっと例を挙げると、逃げ水のキャラ設定とか、夏のFree&Easyのアザーショットとか、あの日僕らは咄嗟に嘘をついたのストーリー性とか、シャキイズムの世界観とか、、、この辺でやめますね。というか先ずは全部MV見て。なんでこれ無料で公開してくれんのってくらいすごい。いやまぁ、広告宣伝のためなんですけどね、知ってるよ。

というか、MVもっとがっつり見てからもう一度行きたい。死ぬほど面白かったので。まぁ浪人生なので行かないと思いますけど。いや受かってたら通ってた。平日、結構空いてるらしいし。

 

んで、だいたいぜんぶ展に行って思ったことは何かっていうと、やっぱなにかを作る時ってのは、なんかベースとなるイメージとか、そういう信念みたいなのが一本通っていると、良い作品に仕上がるのかな、ということです。めっちゃ普通の当たり前のことを言いましたね。でも結構大事だと思うんです。

 

帰り道は遠回りしたくなるのジャケットの印刷の色見本が〜とか、シンクロニシティのロゴのズレ方は3タイプどれがいいか〜とか、小物や衣装にこんなこだわりや裏話が〜とか、そういうこだわりって、まず前提として通奏低音のように流れている信念みたいなものがあって、その上に最大限の作品を作り上げるにはどうするか、というところで始めて価値を持ってくるものなんじゃないかな、って。逆に言えば、信念がしっかりしてないと、それっぽいだけでぐらつくというか、せっかくこだわっても逆にはりぽてみたいに見えちゃうというか、そういう気がしたんです。技術だけじゃ、みたいな。少なくとも消費する側にはあんま心に響かないんじゃないかなって。まぁ結構一般論なんですけど。

 

一番大事なのは、最初の歌詞と音楽の段階から、どのようなメッセージを切り取って、どのように演出して、どんな風な作品を作るのか。そしてそれを如何に伝えるかとクリエイターが苦心する、そんなアツいこだわりの一片が見えた気がして、あぁこういう風な仕事ができるようになりてえと、心から思いました。

 

それを特に強く感じたのは、絵コンテとか、その前段階のプロットです。こういう風に表現したい、演技させたい。と鉛筆でささっと書いてあるコメントや、ベタ打ちされたプロットをチラッと見るだけで、「こういうことが伝えたいんだ」ということが手に取るようにわかってきて、あぁわかるそこが心に刺さるんだよな、って思ったりとか、えっそんなこだわりが?MV見直してこよう、って思ったりとか、色々考えさせられて、とにかく心を動かされっぱなしでした。

 

片手間に小説をちょっとだけ書いているぼくですら、メッセージを伝えるってのは難しいなぁという風に思う中で、こうやって一つの楽曲を様々にクリエイトして、その曲のメッセージだったりを余すところなく伝えようとするそのアーティスティックな姿勢と、そのこだわりは、すげえな、こうなりてえ、と思わせるものばかりでした。

まだまだ自分では遠く及ばないし、そもそも自分はそんなにすごいわけではないけれども、一個一個、積み上げていけるように頑張りたいなぁ、みたいなそんなことを考えながら、今日のところはひとまずこの辺で締めたいな、と。